君色の手紙
「っ!!!颯斗、ちょっと返して!!」
「…………。」
「颯斗っ!!返してよ!!!読まないで!!」
「…………。」
「…………っ!颯斗ッ!!!駄目!!!」
私は思い出していた……。
この手紙は、私が自分に宛てて書いた手紙だ!!
だから差出人の名前も必要なかったんだ!!
そして、その内容は……。
五年前ーーー
「タイムカプセルに入れるものは、なるべく自分の大切な物を入れて下さいね!」
当時の担任の先生が言った言葉だ。
「さくら、何にする?大切な物だって!」
「何にしよう?絵里はどうするの?」
「あたしは家族の写真を入れようと思うんだ!それと家族への手紙!どっちも大事じゃない?」
「なるほど……。手紙かぁ!いいね!」
「さくらは誰への手紙にするの?」
「わたしはね~、」
とその時。
「…………。」
「颯斗っ!!返してよ!!!読まないで!!」
「…………。」
「…………っ!颯斗ッ!!!駄目!!!」
私は思い出していた……。
この手紙は、私が自分に宛てて書いた手紙だ!!
だから差出人の名前も必要なかったんだ!!
そして、その内容は……。
五年前ーーー
「タイムカプセルに入れるものは、なるべく自分の大切な物を入れて下さいね!」
当時の担任の先生が言った言葉だ。
「さくら、何にする?大切な物だって!」
「何にしよう?絵里はどうするの?」
「あたしは家族の写真を入れようと思うんだ!それと家族への手紙!どっちも大事じゃない?」
「なるほど……。手紙かぁ!いいね!」
「さくらは誰への手紙にするの?」
「わたしはね~、」
とその時。