君色の手紙
思えば、中学の頃から私は颯斗のことが好きだったんだ!



あの頃は自分は子供すぎた。



恋愛にも疎くて、颯斗の気持ちを全く分かってあげられなかった。



五年も経ってしまったけど、もしもまだ可能性があるのなら、


私は颯斗に会って、今度こそこの気持ちを伝えたいよ…!!



そう決意していた。





すると絵里が思い出したように言った!



「あ!!そうそう!さっき綾子から聞いたんだけどさ、颯斗!!アイツ今度結婚するらしいよ!!!」




…………………、




……………、




…………え?



今なんて?



絵里から飛び出した言葉に私は思考が停止してしまった!



「けっ……こん………?颯斗が……?」



意を決して絵里に尋ねてみる!


「そう!!綾子さ、颯斗と同じ高校へ行ったんだけど、その時颯斗が加入してたサッカー部のマネージャーと今度結婚するんだって!で、綾子招待状貰ったみたいよ!」
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