田中君が好きなんです



じわり、と目に涙が浮かんでくる







「たな、かくんっ!」






お互いに抱きしめ合う私達を見て光君たちは やれやれ という顔をしながら出て行った








田「宇佐美...っ許してくれるまで何回でも謝る...だからもう、あんな事しないでくれ...
俺のせいだってわかってる...でもっ...」







「田中君...私、私...違うの、私が弱かったからなの」




田「違う!俺が悪いんだ...罰ゲームを利用しようとしたから...意気地無しだった俺が悪いんだよ...」





「田中君...ありがとう...ありがとうっ!」



田「ホントにごめん、」




「いや、私が...」







がらっ
< 79 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop