星空の奇跡【短編】
*初恋*
―――志帆 6歳
「ねぇ、ゆうくん遊ぼうよぉ」
いつものように、隣の家に上がり、ピアノの前に座る ゆうくんに抱き付く。
「あっ!!!しほちゃん、僕ね新しい曲弾けるよーになったよ!!!」
「弾いて弾いてー!!」
~♪♪♪
ゆうくんは、まだ小さな手で、一生懸命ピアノの鍵盤を叩く。
「キラキラ星だぁ!!ゆうくんすごいね!!」
「どーしても1番最初に、しほちゃんに聴かせたかったんだ!」
「ありがとー!ゆうくん大好き!!」
それから数ヶ月後、ゆうくんは 黙って引っ越して行った。
大好きだったのに……。
まだまだ一緒に居たかったのに……。
それが最後の思い出―――。
さよならも言えなかった。
「ねぇ、ゆうくん遊ぼうよぉ」
いつものように、隣の家に上がり、ピアノの前に座る ゆうくんに抱き付く。
「あっ!!!しほちゃん、僕ね新しい曲弾けるよーになったよ!!!」
「弾いて弾いてー!!」
~♪♪♪
ゆうくんは、まだ小さな手で、一生懸命ピアノの鍵盤を叩く。
「キラキラ星だぁ!!ゆうくんすごいね!!」
「どーしても1番最初に、しほちゃんに聴かせたかったんだ!」
「ありがとー!ゆうくん大好き!!」
それから数ヶ月後、ゆうくんは 黙って引っ越して行った。
大好きだったのに……。
まだまだ一緒に居たかったのに……。
それが最後の思い出―――。
さよならも言えなかった。