つよがり



ペタリ ペタリ


自分の足が砂に吸い込まれるようだ





ピチャ


「、、、っ」


思ってたより冷たかった

だけど、進む。




止まる事を知らなくなった僕の足は深い海に進んでいく


波が僕の胸まで来た時だった












「おーい。お前そんなトコで何してんのー?寒くねえのかー?」




波の音にも、雨の音にも負けない大きくて強い声が聞こえた



< 2 / 66 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop