S×S
ガラッと大きくドアを開く。
「すみません!!遅れました!」
「一ノ宮さん!大丈夫よ、訪問者の方も遅れて来られるようだし」
「そ、そうですか………」
よかった……と一息つく。
「姫!」
いきなり後ろから声をかけられ、振り向くと星夜がいた。
「お前、弁当忘れてる」
「あ。ありがとう!」
星夜からお弁当を受けとる。
「あ、貴方は………!!」
後ろを振り向くと、先生達がワナワナと震えていた。
「先生?」
「一ノ宮さん!この方は………!」
「あ、私の専属執事の星夜です!」
「し、執事!?」
「一ノ宮さん、この方は……」
「あー!先生方、言わないでください!」
星夜は先生達と知り合いなにだろうか。
頭に1つの疑問が浮かんだ。