私と、総長と、幹部候補の三角関係。
その後、遼は私に爆弾的な言葉を投下した。
『俺、お前の表情をもっと見たい。
俺が一番最初に…。
だ……だからさ、何っていうか……』
耳を真っ赤にしてロン毛を撫で付ける遼は落ち着いていない。
そんな彼はとても照れていた。
だけど、何かを思いっきったように真剣な目をこちらに向けた。
『さっきは、運気がアップするとか言ったけど、そんなのはただの言い逃れだ。
こ、これから俺が言うことよく聞いててくれ。
俺、ずっと前からお前に惚れてる。
だ、だからさ、お前が虎太郎の事を好きなのは知ってる。
だけど、俺も見てくれねぇか。
俺と真剣に付き合ってくれ。』