私と、総長と、幹部候補の三角関係。



その後、遼は私に爆弾的な言葉を投下した。



『俺、お前の表情をもっと見たい。


俺が一番最初に…。



だ……だからさ、何っていうか……』




耳を真っ赤にしてロン毛を撫で付ける遼は落ち着いていない。


そんな彼はとても照れていた。



だけど、何かを思いっきったように真剣な目をこちらに向けた。



『さっきは、運気がアップするとか言ったけど、そんなのはただの言い逃れだ。





こ、これから俺が言うことよく聞いててくれ。





俺、ずっと前からお前に惚れてる。





だ、だからさ、お前が虎太郎の事を好きなのは知ってる。



だけど、俺も見てくれねぇか。




俺と真剣に付き合ってくれ。』







< 119 / 211 >

この作品をシェア

pagetop