私と、総長と、幹部候補の三角関係。
『まさか、まだ気づかない?』
『ほんとお前鈍感。鈍い。』
グサリ……なんか心に刺さったよ。
『ちっちゃい頃からなんも変わってねー。』
え?
『ほんとに気づかないのかよ!?』
はぁぁあ、ってため息をつく先輩。
「すみません。西谷先輩。」
『そろそろ、西谷先輩って呼び方止めたら?』
『したの名前で呼べよ。あ、コータは無しだぞ?』
ニヤッて笑ったコータはかっこよくなってて、強引で、私の心をさらっていった。
[完結]