私と、総長と、幹部候補の三角関係。
それより、運気アップ?
私と付き合うことが?
逆に運が逃げて言っちゃうよ?
『俺の運気の為だ!それと、お前も姫だ、いつ何処の族に襲われるかわからねぇ。誰かの女だって示しといたほうがいいぞ。』
遼がそういった時、何故か浮かんだのは先輩の顔で、
何故かとか言って理由もわかってた。
けど、何も言わなかったのは私がずるいから。
私が弱虫だから。
「私の普通の高校生活が…。」
はぐらかしてみる。
『もともと、お前は普通じゃねぇよ。』
はぁ?なんそれ。
ちょっとだけ怒ったけど図星。
そんな自分に自然な笑みが出てくる。
ちょっと思ったよ。
あんたとなら笑えるんじゃないかって。
すの自分で要られるんじゃないかって。
けど、やっぱり言えないこともあるよ。
「いいよ。どうせこんなぶす襲われないよ。」
『なら、どっちか選べ。』
へ?