私と、総長と、幹部候補の三角関係。
「分かった。あんたと話せなくなるのは嫌だし、あんたの運気も掛かってるからね。」
ごめんね。遼。
私には好きな人がいるの。
だけど、その人への思いは届かない。
『そんな顔すんなよ。利用してくれたっていいんだぜ。』
切なそうな顔して、馬鹿でしょ。
なんであんたがそんな顔するの?
あなたは運気アップのためでしょ?
『利用してくれたっていいんだぜ。』
そういった時の遼は、切なそうに笑って私は悲しくなったよ。