冬の恋-2-


















「また、ここにいるんだ。」










あの時と変わらない声で、微笑む。










「ひとりでなにしてるの?」










あの日と同じ言葉。





瞳が潤むのが分かった。










こぼれる涙。










震える声で、あたしは言った。




























「あなたを…、あなたを待ってたの…」






















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