冬の恋-2-
「俺、ひとみのこと傷つけてたんだな。ごめん。」
あたしの頭をそっと撫でて、謝るあなた。
「…寒くない?」
あなたはあたしの隣に座り、あたしの手を優しく握る。
「…寒くない…」
「嘘。手、冷たいよ。」
「仕方ないじゃん…」
「うん。ごめんね。」
「…謝らないで…。」
「ごめん」
「だから、謝らないでよ」
「あ、ごめん笑」
「また、謝った…!」
「ふはっ、ごめんごめん笑」
「ふふっ、変なの」