恋は涙色
…海斗が変わったのは高校入学してすこしたったころくらいからだ。
小学校からの幼なじみの海斗と私は友達以上恋人未満の関係だった。
中学校に入学してからも恋愛感情はなくて、お互い彼女や彼氏をつくったりもして。
だけど中学3年の秋。
友人に「お前らもうつきあえよ!」なんて言葉がきっかけでつきあうことになったんだ。
考えもしなかった海斗との恋愛。
でも時がたつと私は海斗にベタ惚れで。
にけつして帰ったり、からかわれて怒ったフリをしてみたり、毎日がくだ等なかったけどすごく幸せだった。
こんな日々がずっと続くと思ってた。
けど、高校入学して少したつと、海斗が変わった。
気づけば隣に海斗はいなくなっていて、海斗の隣にはいつも可愛い女の子。
いつも私に向けてくれていた笑顔をその子たちに向けて、私には冷たい視線。冷たい態度。
最初はつらくて何度も何度も泣いた。
けど、さすがにここまで続けば泣くこともなくなった…かな。
それでもつらいけど。