桃の姫〜最強姫の愛した族〜
「…なぜ向こうに潰そうとしていることがバレたのか」
「そう。昨日の闇討ちで向こうはこう言った」
「こっちには組がついている。死にたくなければ引け!」
「…そうすれば…命だけは助ける」
ユウ、ユキ、シノの順で言う。
…なんでユキさんはそんなにノリノリなんだろうか。
「私たちを潰す気はない?」
「みたい。まぁ、敵には回したくないみたいだけど」
そうだろうね。
なんたって全国No.1だもん。
「それより、なんで敵に白龍を守ってることがバレたんだろう」
「お、俺が…」
「樹?」
フラフラと立ち上がったのは、黒狼の中で最年少の樹-イツキ-。
中1の樹はまだ成長期を迎えていないからか、その身長も低くてみんなのアイドルとして、弟として可愛がられている。
いつも笑顔なのに…今の樹はすごく青ざめていて、今にも倒れそうだ。
「そう。昨日の闇討ちで向こうはこう言った」
「こっちには組がついている。死にたくなければ引け!」
「…そうすれば…命だけは助ける」
ユウ、ユキ、シノの順で言う。
…なんでユキさんはそんなにノリノリなんだろうか。
「私たちを潰す気はない?」
「みたい。まぁ、敵には回したくないみたいだけど」
そうだろうね。
なんたって全国No.1だもん。
「それより、なんで敵に白龍を守ってることがバレたんだろう」
「お、俺が…」
「樹?」
フラフラと立ち上がったのは、黒狼の中で最年少の樹-イツキ-。
中1の樹はまだ成長期を迎えていないからか、その身長も低くてみんなのアイドルとして、弟として可愛がられている。
いつも笑顔なのに…今の樹はすごく青ざめていて、今にも倒れそうだ。