桃の姫〜最強姫の愛した族〜
「そう。私たちが卒業したら次の新しい総長が黒狼を引っ張っていく。樹は新しい総長の盾となってあげて」
「新しい総長…。盾…」
「もちろん、盾といったけど自分のこともちゃんと守ること」
伝えたいことはちゃんと口で伝えないと、わかることもわからなくなるから。
失敗してほしくないから。
ちゃんとした道を進んでほしいから。
「私が言ってることは難しいことだってわかってる。だけど樹なら出来ると信じてる。…どう?いける?」
思ってることは全部伝えた。
だけどそれはちゃんと伝わっただろうか?
じっと樹を見つめる。
樹はぎゅっと手を握ると、勢いよく顔を上げた。
…ああ、もう大丈夫だね。
樹の顔からは後悔や不安が抜け、どこか決意した顔をしていた。
「ふふっ。そっちの方がかっこいいよ?」
「えっ///」
ん?真っ赤になった?
かっこいいの次は茹でタコって。
どんだけ忙しいのよ。
「新しい総長…。盾…」
「もちろん、盾といったけど自分のこともちゃんと守ること」
伝えたいことはちゃんと口で伝えないと、わかることもわからなくなるから。
失敗してほしくないから。
ちゃんとした道を進んでほしいから。
「私が言ってることは難しいことだってわかってる。だけど樹なら出来ると信じてる。…どう?いける?」
思ってることは全部伝えた。
だけどそれはちゃんと伝わっただろうか?
じっと樹を見つめる。
樹はぎゅっと手を握ると、勢いよく顔を上げた。
…ああ、もう大丈夫だね。
樹の顔からは後悔や不安が抜け、どこか決意した顔をしていた。
「ふふっ。そっちの方がかっこいいよ?」
「えっ///」
ん?真っ赤になった?
かっこいいの次は茹でタコって。
どんだけ忙しいのよ。