桃の姫〜最強姫の愛した族〜
「仕事で留守にしてた挙句、いきなり来たかと思えば突然の決戦予告で…本当にごめん!」


勢いよく頭を下げる。


「でも私はみんなを信じてる。あんな汚いことをする奴らにみんなが負けるはずがない。黒狼に手を出したこと、後悔させてやろう!!」


「「はい!!!」」


「だけど怪我だけは気を付けること。油断は禁物だからね!」


「「き、気を付けますっ」」


返事が怪しいけどよしとしますか。


ちらっとユウを見ると、笑顔で頷いてくれたから大丈夫だろう。


「じゃあ、解散!」


「「さようなら!!」」


ふふっ、本当にいい子たちだな〜。


礼儀正しいしね!


「ユズ、今日は泊まるでしょ?」


「んー、どうしようかな…」


もう10時過ぎたし。


白龍は組員の人が見てくれてるし、組の方もお父さんがいるから大丈夫だし…。


よし、今日はこっちに泊まろう!


昨日の今日で襲ってきたりはしないでしょ!


…まぁ、少しばかり心配があるんだけど。


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