桃の姫〜最強姫の愛した族〜
「ユズさーん!準備終わりました!」
現れたのはユキで、2階から叫んで知らせてくれる。
横にいるユウが呆れた顔をしているのを、ユキはきっと見えてないんだろうな〜。
「ありがとう。じゃあ、先に休ませてもらうね」
「はーい!ゆっくり休んで下さいね!」
笑顔でそう言ってくれるユキに笑顔で手を振り、ユウに向き直る。
「もう部屋に行くね?ユウも早く寝ること。目の下、クマが出来てるよ」
目の下を指していうと、ユウは手でそれを隠した。
今更隠したところで意味はないんだけどな〜。
黒狼の副総長で、真面目でみんなのまとめ役のユウだけど、実際は抜けてるところが多くて。
だけど本当のユウを知っているのは極わずか。
みんなユウの外見に騙されるんだ。
「どうせ夜遅くまで調べてたんでしょ?特に、〝あいつ〟が関わってるからいつも以上に」
ぴくりと揺れた肩。
…ビンゴか。
ユウはわかりやすいから助かるよ。
まぁ、それも戦いとなったら命取りになるかもしれないから危ないけど。
現れたのはユキで、2階から叫んで知らせてくれる。
横にいるユウが呆れた顔をしているのを、ユキはきっと見えてないんだろうな〜。
「ありがとう。じゃあ、先に休ませてもらうね」
「はーい!ゆっくり休んで下さいね!」
笑顔でそう言ってくれるユキに笑顔で手を振り、ユウに向き直る。
「もう部屋に行くね?ユウも早く寝ること。目の下、クマが出来てるよ」
目の下を指していうと、ユウは手でそれを隠した。
今更隠したところで意味はないんだけどな〜。
黒狼の副総長で、真面目でみんなのまとめ役のユウだけど、実際は抜けてるところが多くて。
だけど本当のユウを知っているのは極わずか。
みんなユウの外見に騙されるんだ。
「どうせ夜遅くまで調べてたんでしょ?特に、〝あいつ〟が関わってるからいつも以上に」
ぴくりと揺れた肩。
…ビンゴか。
ユウはわかりやすいから助かるよ。
まぁ、それも戦いとなったら命取りになるかもしれないから危ないけど。