桃の姫〜最強姫の愛した族〜
そんな時、かかってきた電話。
ちょうど良かった。
かかってこなかったら掛けようと思っていたんだよな。
「もしもし」
『もう知っていると思うが、轟が白龍の倉庫に攻め込んだ』
低い声でそう告げるお父さん。
今のお父さんは組仕様。
さて、私はどっち仕様でいこうか?
『波多野組は今から組を潰しにかかる。…悠里にも連絡したからもうすぐ着くだろう』
「悠里に…」
『お前は黒狼の総長として轟を潰せ』
「わかりました」
それだけを告げ、電話を切る。
黒狼の総長として…。
ということは、桃姫としてってことで。
女ということだけではなく、桃姫ということまでバレるのか。
まぁ、あいつらならバラしたりはしないだろうから安心だ。
そんなことを思っていると、さっきよりも騒がしくなった。
とうとう始まってしまった。
さて、俺も覚悟を決めようか。
ちょうど良かった。
かかってこなかったら掛けようと思っていたんだよな。
「もしもし」
『もう知っていると思うが、轟が白龍の倉庫に攻め込んだ』
低い声でそう告げるお父さん。
今のお父さんは組仕様。
さて、私はどっち仕様でいこうか?
『波多野組は今から組を潰しにかかる。…悠里にも連絡したからもうすぐ着くだろう』
「悠里に…」
『お前は黒狼の総長として轟を潰せ』
「わかりました」
それだけを告げ、電話を切る。
黒狼の総長として…。
ということは、桃姫としてってことで。
女ということだけではなく、桃姫ということまでバレるのか。
まぁ、あいつらならバラしたりはしないだろうから安心だ。
そんなことを思っていると、さっきよりも騒がしくなった。
とうとう始まってしまった。
さて、俺も覚悟を決めようか。