桃の姫〜最強姫の愛した族〜
さっきよりも落ち着いた麗のサラサラの髪をゆっくりと撫でる。
家族は大丈夫でも、あれ以来仲の良かった友達との間にまで壁を作っていた麗。
だけど、ここにいる麗はしゃべりはしないけど、その顔はとても楽しそうで、私はすごく嬉しかったんだ。
あの笑顔がまた見れるって。
すっごく嬉しかった。
「だけどね、援護は必要ないよ」
麗に仲間がいるように、私にも頼りになる仲間がいるから。
「どうしてや?!こんな大人数、ゆー君だけやったら負けてしまうで?!」
「そうかもね」
「どうしてお前はそんなに余裕なんだ?」
龍哉には余裕に見えているんだね。
でも確かに余裕がある。
だって私には聞こえてくるから。
こっちに向かってくる力強い音が。
「あれー?!もう始まっちゃってるんですか?!」
「…出遅れた」
「これでも飛ばした方なんだけどね」
やっときた。
私の大切な仲間。
家族は大丈夫でも、あれ以来仲の良かった友達との間にまで壁を作っていた麗。
だけど、ここにいる麗はしゃべりはしないけど、その顔はとても楽しそうで、私はすごく嬉しかったんだ。
あの笑顔がまた見れるって。
すっごく嬉しかった。
「だけどね、援護は必要ないよ」
麗に仲間がいるように、私にも頼りになる仲間がいるから。
「どうしてや?!こんな大人数、ゆー君だけやったら負けてしまうで?!」
「そうかもね」
「どうしてお前はそんなに余裕なんだ?」
龍哉には余裕に見えているんだね。
でも確かに余裕がある。
だって私には聞こえてくるから。
こっちに向かってくる力強い音が。
「あれー?!もう始まっちゃってるんですか?!」
「…出遅れた」
「これでも飛ばした方なんだけどね」
やっときた。
私の大切な仲間。