桃の姫〜最強姫の愛した族〜
「龍哉、殺気出しすぎやで。怖がってるやん☆」


「はぁ?そんなに出してねぇよ。てか、その喋り方やめろ」


「えー!この喋り方は俺の特徴なんやで!」


なんだろう…。


漫才を見てる気分になってきたよ…。


「まぁ、それよりや。ねぇ、君たち?俺たちが言った〝条件〟…覚えてるやんな☆」


うわー、この人も何げに怖いなー。


笑顔が黒いよ。


腹黒だよ。


まぁ、私からしたらそんなにだけどね?


「覚えてますっ!!」


「じゃあ、言ってみよか♪間違ったら…」


「は、はい!1、喧嘩しない!」


「2、カツアゲしない!」


「3、仲間を大事にすること!」


…なに、条件ってこれなの?


まぁ、この人達が正統派って言うのはわかった。


うん、見た目は不良だけど。


一人は金髪だし。


もう一人は黒髪に一束だけ赤色。


なぁんかどっかで見たことあるんだよねー。


でも思い出せない。


どこで〝見た〟のかなー。


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