桃の姫〜最強姫の愛した族〜
「俺は白龍総長で、このバカが副総長だ」


「バカ言うなや!」


ですよね!そんな気がしてたよ!


まさか暴狼とコタともう接触してたなんて…。


はぁ…転校そうそうやってしまった。


「でだ、柚瑠も白龍に入らねぇか?」


「無理」


「は?」


はい、無理です。


即答で返してやりましたよ。


私は黒狼だけでいい、入らなくても守ることはできるし。


「なんでなん!?」


びっくりしてるな〜。


無口そうな龍哉まで驚いてるよ。


「喧嘩出来ないからな。邪魔になるだけだ」


「喧嘩出来なくてもいいやん!」


食いついてくるね。


でも、無理なものは無理。


「無理だけど…友達としてなら話くらいはしてやる」


「ふっ、それでもいい。…あいつが黙るならな」


…?何その意味深な言葉。


まぁいいや。


今はそれどころじゃないしね…。


作戦…考え直さないと。


< 27 / 230 >

この作品をシェア

pagetop