桃の姫〜最強姫の愛した族〜
「ん?意味わからん?」


「はぁ…わかるわけねぇだろ」


そういう割には、龍哉はわかってるみたい。


口の端が上がってるし。


この2人仲いいし…結構長い付き合いなのかな?


幼なじみとか?


「戦い方がすっんごいキレイなんや」


「戦い方が?」


「そうなんや、何ていうか…こう無駄がない…って感じなんや」


無駄が無い…。


そうなのかな?


結構あると思うけどなー。


「桃姫本人もキレイなんやで!」


「桃姫もですか?」


「ピンクの中に赤が舞ってるのがまたキレイでな、風のように動くんや!」


す、すごい笑顔で話すのね…。


でも…そんな風に話してもらえると嬉しいかな。


< 31 / 230 >

この作品をシェア

pagetop