桃の姫〜最強姫の愛した族〜
「ふっ、そうやな。一気に片付けるで!」


おっ、いつもの光汰だな。


やっぱり光汰はチャラくねぇと。


違和感半端ねぇもん。


「おっと」


ちっ。


掠ったか。


向かってきた拳を完全に避けきれないとは、俺もまだまだだな。


「ゆー君大丈夫か?!」


「人の心配より自分の心配したらどうなんだぁぁあぁ?!」


「話してる時は邪魔したらアカンって習わんかったんか?!」


…何かカオスだな。


俺の心配をする光汰に、注意しながらも殴りにかかる男。


その男を説教しながら倒す光汰はさすが関西人だな。


ただ、ツッコミ担当とは知らなかったが。


まぁ、何はともあれ全員倒せたし、いっか。


ところどころに転がる男達を踏まないように、光汰の元へと向かう。



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