世界で一番大好きです。
その1年後中学3年生になった



男遊びをいっぱいして満足していた私は
本当の恋も知らずに青春をしていた



好きじゃない男と付き合っては別れる

その繰り返し

2ヶ月続けば”おお!”となるくらいのペースでコロコロ彼氏をかえていた

愛も相変わらずコロコロ男をかえて
2人でその自慢話ばかりしていた


ちょうど出会いが少なくなる6月頃
愛が一枚のプリクラを出した

「秋山はるかと遊んだ!」

と愛は言う

秋山はるかを頭の中で必死に探して
やっと見つける

「あの人ね!え、見せて見せて!」

愛からプリクラを見せてもらう

相変わらず変な前髪に変な格好

さらにプリクラのポーズは
必死に会いに近づこうと頑張るが
上半身だけ近付いていて
おトイレ我慢みたいなポーズになっていた


つい面白くて笑う

「おトイレ我慢のポーズじゃん」

と馬鹿にして
愛と二人で笑っていた

久しぶりに出てきた秋山はるか

そんな存在はまた簡単に私の頭の中から消える

所詮そういう存在なのだ


夏が近付き彼氏が出来なくなった

私はただ愛の話を聞いて満足していた
しかし8月の後半

高3の人から告白されて私は楽しそうだし…というノリで付き合った

好きなのだと思った

だけど会話は続かず

一緒にいても楽しくないという気持ちが大きかった
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