オレンジの世界

「……瀬良君が笑ったからだよ。」

「え?俺も笑ってた?」

「うん。
…瀬良君て、本当は一人称"俺"なんだね。」

「あ、ばれちゃった。
"僕"の方が優等生ぽいかなって思って。」

「………全然、優等生じゃないくせに。」

「ふ、そうだね。」

「?!」

少しだけ色っぽい笑みを浮かべた瀬良君は
突然私をベッドに押し倒した。


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