オレンジの世界



「こーんなこと、
普通にできちゃうしね?」

「なっ…。」

「普通に考えて、男の部屋行ったら
こうなることくらいわかるよね?」

瀬良君から顔をそらすと
首筋にちゅっとキスをされた。

「!!」

「…ま、俺はなんもしないけど。」

そう言って掴んでいた私の手を離した。

「………っしたじゃん…!!!」

私はキスをされた首筋を抑えながら
顔を真っ赤にしながら瀬良君を睨みつけた。

< 128 / 161 >

この作品をシェア

pagetop