オレンジの世界

「えっ…なんで?!」

「んー…
ふと見たときお前すっげーつまんなそうな顔してて。
あんな顔もすんのかーって思ってたら、
友達きた瞬間いきなり笑顔で振舞ってて。
そこからなんとなく気になって…って感じ?」

「えぇ…全然好きになる要素が見当たらない…。」

「仲良くなるうちにネガティブなとことか
ちょいちょいわかってきて、
そういうところも好きだなって思ったんだよ悪いか!」

「お、おぉ…?」

達郎が今までにないくらいに照れている。
顔赤すぎ猿みたい。

< 56 / 161 >

この作品をシェア

pagetop