オレンジの世界

「私の、本当の性格をわかってくれてて、
それがなんか、すごく嬉しくて。
これって好きってことなのかな…。」

「……うーん。」

「えっ…瀬良君?」

瀬良君が突然距離を詰めてきて
私の手を握った。


「僕も結菜ちゃんの本当の性格わかってるよ?」

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