オレンジの世界

「目なんかつぶっちゃダメでしょ。」

「なんで…こんなこと…。」

「いや?なんか結菜ちゃんってからかいたくなるんだよね。
"わかってくれたから好き"なんてただの勘違いだと俺は思うよ。

さて。そろそろ暗くなってきたし帰ろうか。」

瀬良君は何事もなかったかのように
私から離れリュックを取りに行く。

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