霊感診断



これくらいって…
それ充分霊感あると思うんだけど。


「幽霊ってのがほんとにいるんだったら、おめぇ霊感あるじゃねぇか!」


それ私も思ったよ、と春菜が続いて言い、羨ましそうに愛華が喋った。


「いいなぁ。あたし見たいのに見たことないだからね! あ、そうだ、あれ知ってる?霊感があるか調べれる方法! 霊感の話で思い出したわ。」


お得意の怖い話に目をキラキラさせる愛華。


正直、調べれる方法あっても少し怖いからやりたくない。


「私は知らないけど、方法教えられてもやらないからね。」


「俺も知らねぇ。 てか、幽霊信じてねぇのに霊感なんか信じられっかよ。」


うん、恭弥はそういう奴だよね。


「俺もそれは知らないな。 でも、興味はある。」


「私聞いたことあるかも。 テレビかなにかで昔見た気がする。 折角だからさやってみない?」


春菜が少しワクワクした感じでそう言った。
余計なことは言わないでほしい。
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