Bright Future…




「橘さーん?どうなさいましたー?」



看護婦がくるなり奏人の様子を
みて顔色を一気に変えあたしに
病室の外へ出るように言うとすぐに
医師を呼んだ




あたしは状況が掴めなくて
ただ病室の前で立ち尽くすことしか
できなかった。


それからどれくらい経っただろう。

気付けば外は暗くなっていた

駆けつけた奏人の家族に
状況を説明する看護婦さん。


私は廊下に並ぶ椅子に腰を下ろした

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