Bright Future…
償いきれない気持ち
近付いてくる足音。顔を上げなくても
分かる。何も言わずにただ背中を
さすってくれる奏人のまま。
今しかない。
あたしは全てを打ち明けようとした。
あの日なにがあったのか。
なんでこんなことになったのか。
「あの…あたしあの日…」
話し始めるあたしに奏人のままは
「今は何も言わなくていいのよ。
きっとあなたはそれを私に話したら
自分を責めてしまうわ。そんな
愛華ちゃん見たくないのよ。」