Bright Future…




そして1番心配してくれたのは言うまでもない


望美は何も聞いてこない
ただ黙ってあたしの隣に座って
ぼんやりと外を眺めている



たまにあたしの顔を覗いてくるけど
何を言うわけでもなくただ側にいてくれる


それが今のあたしにとってはすごく
安心できた


そして朝のHRが始まる


「起立!!」


立とうとしたあたしの体が宙に浮く
ような感覚。

そのままあたしは倒れた


周りからたくさんの声が聞こえる中
あたしは少しずつ意識を手放した

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