僕の心を奪ったのは男だった幼馴染でした
「…つ、椿…大変…助けて…」
鈴のような凜とした女性らしい声
そして少し泣きそうで声が震えていた
僕は相手が幼馴染だと思ったがこれは気のせいかな?
もしかして寝起きドッキリ?
そんなことを考えながら、僕は硬直していた
「…椿聞いてる…?ちょっと来て…」
いや、ちょっと、ね?
だって僕はこの相手が知らないわけだし、きっと柚月の彼女だって
いや、でも彼女なんて作らねぇって言ってた柚月が作るなんて…
僕はよくわからない気持ちのまま、隣の柚月の家に行った