僕の心を奪ったのは男だった幼馴染でした
第2章 彼女
窓から差し込む日の光で目を覚ました
プルルルルプルルルル
朝っぱらから鳴り響くケータイにイライラしながら手を伸ばす
表示は幼馴染の神原 柚月だった
「…もしもし?」
イライラした声でそう言うと、向こうは小声で何を言っているかわからなかった
朝っぱらからイラつくな…
「…ゆずー、なに?聞こえないんだけど」
再びそう言うと、次ははっきり聞こえる声で相手は返してきた
が、その声は僕の知ってる幼馴染の声ではなかった