悪魔とあたし



すると優斗は銀行の封筒から束の一万円札を出した



「ちょうどお金入ったとこなんだよ。
おじさんラッキーだぜ?」



「お前何者だ?」



「うっせぇな。
その口どうにかしろって言ったよな?
ほらこれ持って行ってさっさと消えな」



「あ!お前…」



「それ以上は何も言うな。」



そう言って優斗は殴ろうとしたのを顔の前で寸止めした
父親は怯えたように何も言わずにお金を持って出て行った



「優斗、お金…」



「あぁ。別にいいし。
あのままだったら徹底的に嫌味言いそうな勢いだったからな」



「ごめんなさい!
あたしが着いて来てとか言ったからこんなことに…」



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