悪魔とあたし



「あーやっぱりどこかで見たことあると思ったら神谷優斗くん!」



「…え?お母さん今気付いたの?」



「この前会ったときはただかっこいいとしか覚えてなくて♪」



「お母さん…;」



優斗はクスクス笑っていた。



「あのっ…お金は何年かかるか分かりませんが必ず返します。
本当にありがとうございました」



「払わなくていいですよ。
その代わり藍海さんをたまにお借り出来たら♪」



「…は?」



藍海の母親はクスッと笑った。
笑った所が藍海に似ていた



「藍海でよければいつでもどうぞ♪
でもお金の件は本当に払います」



「本当にいいですから。
もうこのことは忘れましょう」



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