悪魔とあたし
「……ここどこ……!?
やだ…どーしよ…
迷っちゃった…」
じっとしている訳にもいかないので藍海は少し歩いてみることにした
「あれ…こんなとこさっきは見てない…?」
藍海がきょろきょろしていると後ろから聞き覚えのある声がした
「どうしましたか?
藍海ちゃん♪」
「かっ…神谷優斗…!」
「何でフルネームなんだよ。
優斗でいいから」
「あっ。うん…
ってか!何であたしの名前知ってるの!?」
「藍海のことなら何でも知ってるぜ?」
「嘘言わないでよ!
この前思いっきり初対面だったじゃない!」
「はいはい。
それより何してんの?」
「あの…迷っちゃった…」