悪魔とあたし
ただ他の奴と喋ってただけなのに嫉妬とか俺情けねぇな…
藍海はふと思い出したように優斗に言った
「今日仕事ないって言ってたよね?
だったらあたしの家来ない?」
「……え?……」
優斗は一瞬目を見開いた
「何でそんなに驚いてるのよー
今日優斗の誕生日でしょ?
だからお祝いしたいなって思って!」
「あーそうだったな。」
「そうだったなって…
年に一度の誕生日でしょ?」
「誕生日…ね。
誕生日にいい想い出ねぇけどな。」
「…優斗…?」
優斗が急に寂しそうな顔をしたので藍海は優斗の顔にそっと手を添えた
「あ、悪りぃ。
じゃあ行くか?」