悪魔とあたし



「ううん。
誕生日に優斗を一人じめ出来るなんてなんか夢みたい!」



「藍海が喜んでくれるなら何年でも誕生日は藍海の側に居てやるよ。」



「ふふふっ。
その言葉忘れないわよ?」



「おぉ。忘れてたら殴ってもいいぞ。」



「今の録音しとけばよかったかしら?」



「ばーか。
こんな嬉しい誕生日になったのは藍海のお陰だな。」



「え…今何て…?」



「だーからー今年の誕生日はいい想い出になった。」



「ッ……グスッ……」



藍海は優斗の言葉に泣いてしまった



「お、おい?
何泣いてんだよ?」



「だって優斗が嬉しいこと言うからじゃん…」



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