悪魔とあたし



優斗は眉をひそめながら藍海を見た



「かわいいとか言われても嬉しくねぇよ
つーか、かわいいのは藍海だろ」



「……///」



藍海が照れていると扉の向こうで予鈴が鳴った



「戻るぞ。」



優斗は立ち上がった



その時藍海の頭にふと紗恵の言葉が頭によぎった



―撮影が忙しくなって会えない日が増えるから会える日は甘えないとー…―



そうだよ…優斗はこうやって会える日は優しくしてくれるのにあたしが意地張っちゃ駄目だよね…



「…藍海?…」



なかなか立とうとしない藍海を不思議に思ったのか優斗はしゃがんで藍海の顔をのぞき込んだ



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