悪魔とあたし
―ピンポーン…―
…………
「やっぱ居ない…か…」
そう呟いて帰ろうとすると…
「あなた優斗に何の用?
優斗のおっかけ?」
「あ、あなたこそ何なんですか?」
「あら失礼」
そう言って謎の人物はサングラスを外した
「あ…あなた優斗と週刊誌に載ってた…」
「そうよ。荒川みなみよ。
で?あなたは何なの?」
「優斗の…か…」
ここで言ったら…
「…か?
彼女とでも言いたいの?」
「……………」
藍海はなぜか反論出来なかった
「ちょっとー冗談はやめてよねー?
優斗はあたしの婚約者なんだから♪」