悪魔とあたし



「今日はわざわざお集まり頂いて感謝致します。
ですが噂のあった荒川みなみとは何の関係もありません。
父が勝手に決めた結婚なんかに従うつもりはありません」



―…え…?―



報道陣が更にざわついたが優斗は気にせず続けた



「ちょっと…!
優斗、これはどうゆうこと?」



「みなみ…お前俺に言うことがあるんじゃねぇのか…?」



「な…何のことかしら?」



みなみの顔がサーっと青ざめた



―バンッ!―



「神谷!
もうやめてくれ!
みなみはただお前が好きなだけなんだ!」



「…猛…?」



みなみは猛を見るとがくっとその場に座り込んだ



猛はみなみを抱きしめた



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