悪魔とあたし
「誰か来たんだけど広田さんかな?」
「…いや…広田とは駐車場で会うはず…
藍海…今何時だ?」
「9時すぎ…」
「広田とは昼前のはず」
「えぇっ?じゃあ誰…?」
―トントン…―
「とりあえず覗いてみるか…」
優斗は立ち上がって扉のほうへ向かった
藍海も優斗のバスローブの裾を持ってついて来た
そっと優斗が覗くと…
「…ルームサービスじゃねぇかよ…」
藍海は怖かったのかへたっと座り込んだ
「おい…大丈夫か…?」
「う、うん。
怖かったーっ!!」
「プッ。ほら向こう行ってろ。」
「はーい」