悪魔とあたし



「誰か来たんだけど広田さんかな?」



「…いや…広田とは駐車場で会うはず…
藍海…今何時だ?」



「9時すぎ…」



「広田とは昼前のはず」



「えぇっ?じゃあ誰…?」



―トントン…―



「とりあえず覗いてみるか…」



優斗は立ち上がって扉のほうへ向かった



藍海も優斗のバスローブの裾を持ってついて来た



そっと優斗が覗くと…



「…ルームサービスじゃねぇかよ…」



藍海は怖かったのかへたっと座り込んだ



「おい…大丈夫か…?」



「う、うん。
怖かったーっ!!」



「プッ。ほら向こう行ってろ。」



「はーい」



< 185 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop