悪魔とあたし
「だから優斗は…あいつを追い出す為にお金を出してくれた時寂しそうな顔したんだね…?」
藍海は優斗の顔にそっと手を添えた
「藍海…その時から気付いてたのか…」
「でもきっと話してくれるって信じてた…
けどこんな辛いこと話させちゃってごめんね…
もう充分だよ…?」
藍海は涙を流しながら優斗にキスをした
「辛かったね…
あたしはずっと優斗の側に居るから。」
「藍……海……」
優斗の目から涙が流れた
「ごめん…ちょっとかっこわりぃとこ見せるな…」
「ううん。全然格好悪くないよ。」
優斗は藍海をギュッと抱きしめた
「でもね…優斗…?
優斗のお母さんは生涯お父さんを愛せて幸せだったと思うよ。」