悪魔とあたし
そう言って藍海はふっと笑った
そんな藍海を見て告白した男子は顔を赤くして去ってしまった
教室に戻ると幼馴染みの早乙女紗恵-さおとめ さえ-がニヤニヤした顔で藍海を見ていた
「…何そのニヤニヤした顔…」
「いやーまた藍海に虜になった男子振ったんでしょ?」
「はぁーだってさ…興味ないんだもん
無理して付き合うのは相手に失礼でしょ?」
「その通りだよ。
でもそんな藍海を虜にしてる相手って…ねぇー藍海?」
「ちょっ…;
紗恵声大きいよ!」
慌てる藍海を見て紗恵はふふっと笑っていた
紗恵もかわいいのでもちろんモテる
「…まだ好きなんでしょ?」
「……もちろん!
ここまで来たら何年でも片思いしてやるんだから」