悪魔とあたし
「クスッ…知ってる。」
「…ばか…」
「ってか元々親父の金を使うのが嫌でやり始めたようなもんだし親父とわだかまりもなくなったしもうやる理由もねぇし。」
「うん…でもアイドル優斗が見れなくなるの寂しいなー」
「お前…まだそれ言ってんのかよ…」
優斗が苦笑いしながら言った
広田も少し笑っていた
「優斗ー芸能界引退したら藍海ちゃんに愛想つかされるかもなー?」
「は?…んなわけねぇよ!
なぁ藍海…?」
「…う、うん…」
「何だよ!その微妙な返事は?」
優斗の少し焦った声に藍海も広田もクスクス笑い始めた
「嘘に決まってるじゃない。
どんな優斗でもあたしは好きだよ。」