悪魔とあたし
「ふーん…藍海…
後で覚えとけよ…?」
怪しげな優斗の声に藍海はバッと顔を上げた
もしかして…ヤバイ…?
「ひ、広田さん?
今日は三人で食事でもどうですか?」
「あー今日彼女と会う日なんだ。
しかも今から会見準備とか色々あるからね…
ごめんね?」
「…そうですよねー…」
「優斗…あんまり藍海ちゃんをいじめるなよー」
「分かってるよ♪」
いやいや。
絶対全然分かってないでしょー!
藍海は半ば諦めてもう無駄に抵抗するのを止めたのだった…
ホテルに着くと広田は藍海に「頑張って!」と一声かけてサッと行ってしまった
うー広田さーん…