悪魔とあたし



そう自分に言い聞かせて可愛くラッピングをした。



バレンタイン当日



―ピンポーン…―



「優斗ーおはよー♪」



「おはよ。入って。」



「おじゃましまーす」



「で?何くれんの?」



優斗がソファーに座りながらニッコリ笑って言った



「えっとー…はいっ。」



藍海は昨日ラッピングしたクッキーとガトーショコラを渡した



「へぇーやるじゃん。」



「でしょでしょー♪」



「さすが藍海。
俺のファンだけあってガトーショコラが大好物って知ってたんだ?」



「そ、それが何か…?」



優斗はクスッと笑うと包みを藍海に渡した



「……え?」



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