悪魔とあたし



次の日
紗恵が駆け寄ってきた



「藍海昨日どこに居たのよ!!」



「あー色々とありまして…」



「色々とって…」



そこまで言うと紗恵が一点を見つめてぴたりと止まった



藍海は紗恵の視線をたどってみるとキスマークの所に辿り着いた



や…やばっ!!!



「藍海…これは何かなー?♪」



「これ…?
変な虫に刺されたの!!
かゆくてかゆくてさぁ…」



「変な虫とは失礼だね?藍海ちゃん?」



藍海は聞き覚えのある声にびっくりして振り向いた



「ひ…優斗…!!」



藍海が優斗の名前を呼ぶのと同時ぐらいに周りの女性達が叫びながら優斗の周りを囲んだ



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